黒岩について

ABOUT US

「やじろべえ」に込められた理念

黒岩のロゴは、日本の伝統的な玩具「やじろべえ」に由来しています。
そこには創業者の「すべてにおいてバランスが大切である」という強い想いが込められています。
会社経営、人間関係、そして日々の暮らし、あらゆる場面において
調和とバランスがなければ、物事はうまく機能しません。
それは私たちが手がける“抜型”においても同様です。
どれほど高性能な部材を用いても、それだけでは理想的な抜型は生まれません。
各要素が最適なバランスで組み合わさることで
初めて「真に価値ある抜型」が生まれるのです。
黒岩は、創業以来この「バランスの哲学」をものづくりの根幹に据え
お客様にとって本当に役立つ製品を追求し続けています。

One - Stop

組み合わせは無限大
抜型には膨大な選択肢があります

使用する素材や加工対象に合わせ
最適な構成を見極め
全体のバランスを考慮した
お客様だけの抜き型をご提案します

High - Quality

黒岩の強み

⿊岩の強みは『3本の柱』にあります
一見すると異なる分野のようですが
それぞれ応用できる技術は多岐にわたります

製袋用抜型

トレー用抜型

紙器/段ボール用抜型

これらの柱が共鳴し合い
大きく太い1本の柱へと成⻑し
技術力や品質、効率を生み出しています。
これが⿊岩の基盤となり
業界の中で独自のポジションを確立しています。

Total - Balance

黒岩の強固な基盤を活かし
抜き型の作製から実際の使用に至るまで
必要な全ての材料や副資材を自社で一貫して加工します。
外注加工を一切必要としないため
コスト削減・短納期・高品質管理を実現します
またアフターフォローにも力を入れており
従来は目視に頼っていた検査を検査用計測機器を導入し
より正確かつ高精度に実施しています。

抜型の進化

従来、刃の曲げRは最小で約0.7Rが限界とされていましたが
ブローチングの導入により、最小0.3Rでの加工が可能となりました。
従来は刃先の角落とし(スミキリ)加工にて刃の継ぎが必須であった部分について
ブローチングの導入により刃の曲げ加工で対応可能となり
継ぎになる場合においても、角落とし加工を行うことなく対応が可能となりました。

従来、刃曲げが複雑な形状の打ち抜きにおいては
抜き圧ムラが多く耐久性に乏しいことが課題でした。
また、つなぎ目のも十分でなくトムソン抜き時にトラブルが多発し 敬遠されがちな形状でした。
しかし、現在では技術の向上と機械性能の向上により刃曲げ精度が飛躍的に向上し
トラブルの発生率が大幅に軽減されるとともに耐久性も格段に向上しております。

従来、古紙が配合されている板紙(ハンソル紙等)や従来、古紙が配合されている板紙(ハンソル紙等)や
刃物の耐久性が著しく低下するという課題がありました。
しかし現在では、これらの特殊紙にも対応可能な刃物が開発され耐久性が大きく向上しています。

従来のエンボス加工では、マグネシウム製の凹版とナイロン製の凸型を使用しておりましたが
新たに「罫線」と「CAD 面」を活用する手法を導入いたしました。
これにより、従来の凹凸版では実現できなかった罫線を跨いでのエンボス加工や
2段階でのエンボス加工が可能になり、大型サイズのエンボスに対しても大幅なコストダウンが実現しました。

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落丁用メス板にステンレス板にて「ひっかけ」を作り
オス型でカスを弾き飛ばす ことで下ピンを不要にした落丁型です。
メリット
・打ち抜き現場での上ピン、下ピンセットアップ時間が不要になります
・下ピンが入りづらい箇所・形状でも落丁可能になります
・落丁メス板のベニヤ板でひっかけを作るよりも強度が強く耐久性が高いです
・ ステンレス板加工を自社対応しており低コスト・短納期・高精度を実現します

従当社ではYAG溶接機の導入後、各工程においてYAG溶接の活用を進めています。
その一例として、ブランキング用メス型における従来のビス固定方式をYAG溶接方式に変更しました。
この変更により、設計の最適化が可能となり、部品点数の削減、組立工数の短縮など
設計の最適化が可能となり、部品点数の削減、組立工数の短縮
さらには製品の機能向上を実現し刃先開きの防止も可能になりました。

彫刻刃の登場により、これまで継ぎ目が必須だった箇所でも
刃の開きを懸念することなく一体構造を実現可能となりました。

当社では、持続可能な社会の実現に向けた SDGs の取り組みの一環として
ベニヤ 材の無駄を減らす工夫を積極的に行っております。
お客様より抜型のベニヤ寸法のご指定をいただいた際には
当社規定の材料サイズ の中から最も効率的な取り都合を検討し
端材との組み合わせも積極的に活用することで、材料を無駄なく有効に活用しています。
これにより、ベニヤ材のロスを最小限に抑え資源の有効活用と環境負荷の低減に努めております。
さらに、従来ベニヤ同士の接合はボルトで固定しておりましたが
木造建築などで使用される手法「蟻形相欠き継ぎ」構造に近い物へと見直しました。
この改良により、軽量化とコスト削減を同時に実現しております。

制作の流れ

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